M&M材料力学カンファレンス
Online ISSN : 2424-2845
セッションID: OS0211
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OS0211 EBSD解析による極低炭素鋼の疲労き裂発生過程における結晶学的パラメータの評価(工業材料の変形特性とそのモデル化,オーガナイズドセッション)
高須賀 幹脇田 昌幸中山 英介宮原 光雄西尾 拓也
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抄録
粒径が異なる2種類の極低炭素鋼を用いて直接SEM観察可能な小型試験片を作製し、SEM/EBSD解析と途中止め疲労試験を繰返すことにより、疲労試験中の同一部位の結晶方位変化を評価した。疲労き裂発生までのIQ、KAM、GRODの変化を調査した結果、GRODはき裂、もしくはその前段階であるすべり帯の発生サイクルまでは増加し、それ以降は大きくは変化しない傾向を示した。このことから、GRODは疲労き裂発生過程における損傷評価に有用なパラメータであると考えられた。
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© 2009 一般社団法人 日本機械学会
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