M&M材料力学カンファレンス
Online ISSN : 2424-2845
セッションID: OS0702
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OS0702 レーザ顕微鏡を用いたアルミニウム合金疲労破面の三次元定量解析(構造用材料の疲労挙動と寿命評価,オーガナイズドセッション)
宮本 昌幸辻 裕一佐々木 哲也本田 尚山際 謙太
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抄録
本研究ではアルミ疲労破面に観察されるストライエーションにフーリエ変換を適用することで,高さと幅の同定を行うことを試みた.破面の観察と断面形状の計測には共焦点レーザ顕微鏡を用いた.まず始めに,フーリエ変換によって得られたストライエーションの幅と目視により得られた幅を比較したところ,よく一致した,次に,高さに相当するパワースペクトルと応力比の関係を求めたところ,従来の研究と同等の傾向が得られた.したがって,フーリエ変換によって得られた波長とパワースペクトルの傾向はストライエーションの幅と高さの傾向を表したと言える.従来は断面形状の計測とストライエーションの定量化に熟練技術と経験が必要であったが,本研究の手法を用いることでより客観的なストライエーションの解析が可能であることが示せた.
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© 2009 一般社団法人 日本機械学会
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