主催: 一般社団法人 日本機械学会
会議名: 生産システム部門研究発表講演会2022
開催日: 2022/03/07 - 2022/03/08
サプライチェーンの各利害関係者をエージェントとしてゲームモデル化し,様々なシナリオを想定して均衡状態を求めることは,制度や企業間での契約の検討に役立つと考えられる.ゲームの均衡を導出する手法としてレプリケーターダイナミクス(RD)があるが,エージェントが持つ戦略数の増加に伴い計算負荷が課題となる.本稿では現実的な問題への適用を想定し,遺伝的アルゴリズムとRDを融合した効率的な均衡探索方法を提案した.商品取引をモデル化した例題について,RDを用いた場合とほぼ同じ均衡をRDより短い時間で求めることができた.