生産システム部門講演会講演論文集
Online ISSN : 2424-3108
セッションID: 110
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生鮮食品の流通シミュレーションとゲーム理論分析による食品ロス削減策の評価
*梶木 裕斗杉之内 将大水山 元
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抄録

日本の食品ロスの72.3%を果実や野菜などの生鮮食品が占める.本研究では,生鮮食品の食品ロス低減のための政策を流通シミュレーションとゲーム理論分析を通して評価する.先行研究では牛乳パックのような賞味期限が設定された食品を対象に,賞味期限に着目して食品ロス削減のための方策を検討していたのに対し,本研究では賞味期限のような明確な廃棄の基準がない生鮮食品を対象とする.シミュレーションを用いて消費者の鮮度志向の変化や,技術革新による保存技術の向上が食品ロスに与える影響を評価する.さらに,シミュレーションで得た結果にゲーム理論分析を適用することによって,食品ロス低減に有効な方策を明らかにする.

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© 2023 一般社団法人 日本機械学会
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