主催: 一般社団法人 日本機械学会
会議名: 生産システム部門研究発表講演会2024
開催日: 2024/03/04 - 2024/03/05
近年,地球温暖化の影響に伴い,CO2排出量の削減,ひいてはカーボンニュートラルの実現が必要とされている.カーボンニュートラルを達成するためには,炭素回収・利用技術(CCU)や炭素回収・貯留技術(CCS)などのCO2を利活用する技術が欠かせない.しかし,CCUやCCSは単独では機能せず,十分な再生可能エネルギー発電やCO2配送ネットワークなどを整備しなければならない.そこで.本研究はCO2に加え,電力,資源を考慮したサプライネットワーク最適化モデルを構築し,CO2貯留ポテンシャルや再生可能エネルギー発電ポテンシャル等が及ぼす影響を分析した.結果,適切なCCU施設規模などを示すと共に,カーボンニュートラルの達成に向けたいくつかの課題を明確化した.