材料試験
Print ISSN : 0372-7971
Fly=Ashに関する研究
渡辺 幸三郎
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1954 年 3 巻 12 号 p. 96-100

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抄録
以上筆者の行つた実験結果を要約すれば宇部炭灰をセメントに混和使用することにより次のような効果が期待できることが明らかになつた.
1.アルカリ骨材反応による膨脹がいちじるしく減少する.
2.水和熱は15~20%低下し,高炉水滓を混和したものよりも優る.
3.化学抵抗性がいちじるしく向上する.
4.流動性が増加し,水の使用量が減少してAE剤を使用しなくてよい程度である.
5.モルタルおよびコンクリートの強度は材令28日までば原セメントの90%以上という程度であるが,3ヶ月以上になると原セメントよりもむしろ強くなる.
そうしてこれらの特長は炭灰粒が球状をなしていてボールベアリング的作用をすることに基因している.
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© 日本材料学会
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