抄録
心筋血流 single photon emission computed tomography(SPECT)の収集法には180度収集と360度収集がある。しかし、180度収集では歪みが生じ、360度収集では180度収集と同じステップ角度だと倍の時間を要する。今回、収集角度の大きな360度収集(投影数32)の投影像間をB-spline補間にて補い、通常の収集角度で収集した360度収集(投影数64)の画像を比較した結果を、2018年日本心臓核医学会学術大会にて発表した。本手法を用いることで、画質劣化が少なく、撮像時間が180度収集と同等にできる可能性を報告した。