本研究は栄養機能食品“OsteoAG”による細胞増殖能,コラーゲン産生能,アルカリホスファターゼ活性,炎症性サイトカイン産生を基礎実験系で検討するものである.ヒト骨芽細胞性細胞(human osteoblastic osteosarcoma cell line:Saos-2)を用いた.細胞増殖能はMTT assayとBrdU Cell Proliferation Assay Kitを用いた.Ⅰ型Collagen産生能はELISA法で解析した.ALP活性をLab Assay ALP kitを用いた.Saos-2に歯周病関連細菌Actinobacillus actinomycetemcomitans Lipopolysaccharide刺激により炎症性サイトカイン interleukin-6,interleukin-8産生状況をELISA法で解析した.その結果,“OsreoAG”がSaos-2において骨形成能及び抗炎症作用の可能性があることが示唆された.