新古典論と分布関数

単色ラングミュア波があるプラズマと, トカマクプラズマ

抄録

衝突が非常に少ないプラズマを対象とする新古典論を, 分布関数をとおして, もう一度詳細にみなおしてみた。すると, 次のことが明らかになった。即ち, 分布関数は, 全速度空間にわたってマックスウェル分布からずれており, たゞその速度微分のみが共鳴領域に局在する。このことはこれまでの計算結果自体には影響を及ぼさないが, 現象の理解を大巾に変える。