大阪医科薬科大学病理学教室・病理部
大阪医科薬科大学病院第二内科
2025 年 42 巻 4 号 p. 294-299
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要旨:症例は80代女性。胃癌に対して免疫チェックポイント阻害薬(Nivolumab)を施行した。Nivolumab投与から83日後に自宅にて心肺停止状態で発見された。搬送時の心電図では心室細動を示し,冠動脈カテーテル検査では心筋梗塞は否定的であった。剖検が施行され,組織学的にはCD8陽性T細胞の浸潤が顕著なリンパ球性心筋炎の像で,既報の免疫チェックポイント阻害薬関連心筋炎の特徴と合致していた。
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