日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第47回日本植物生理学会年会講演要旨集
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シアノバクテリアSynechococcus sp. PCC7942株におけるdnaK/dnaJ シャペロンマシーンの機能解析
*山畑 光小澤 慎吾坂井 正範松根(荷村) かおり佐藤 真純吉川 博文
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p. 784

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抄録
シアノバクテリア Synechococus sp. PCC 7942株( 以下7942株 )には、3種の dnaKパラログ( dnaK1, K2, K3)及び4種のdnaJ パラログ( dnaJ1, J2, J3, J4 )が同定されている。当研究室はこれまでに、DnaK2, K3 およびDnaJ1, J2,J3 が生育に必須であり、DnaK3, DnaJ3 がチラコイド膜上に比較的多く表在していることを明らかにしている。また前回の本大会において dnaK2 が一般的なストレスに応答することを報告した。本研究では7942株における各DnaK, DnaJの特異的機能を探ることを目的とし解析を行った。
初めに、熱及び強光ストレスに対する各 dnaJ の転写産物をRT-PCRにより解析したところ、各ストレスにおいて dnaJ2 が顕著に応答した。この結果から、各DnaJはそれぞれ異なる発現調節を受け、通常時及びストレス時において使い分けがされていることが示唆された。
また、各DnaK, DnaJはその組み合わせにより特異的な機能を分担している可能性を考え、これらのパートナーシップを解析した。基質に変性させたルシフェラーゼを用い、そのリフォールディング活性を指標として、3種のDnaKと4種のDnaJの異なる組み合わせによるシャペロン活性を比較検討する。
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© 2006 日本植物生理学会
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