日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第50回日本植物生理学会年会講演要旨集
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ハイスループット無細胞発現系を用いた病害抵抗性関連タンパク質の立体構造解析
*八丈野 孝門田 康弘五島 美絵大沢 登半田 徳子寺田 貴帆白水 美香子横山 茂之白須 賢
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p. 0969

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抄録
病原菌はエフェクターと呼ばれるタンパク質を植物細胞内に多数送り込み、植物の抵抗性反応を撹乱または抑制する。それに対して植物はエフェクターを認識し、より強い抵抗性反応を誘導し防御する。このような植物-病原菌相互作用に関与する遺伝子は数多く単離されているが、エフェクタータンパク質とそれを認識する抵抗性タンパク質の作用機作およびそのシグナル伝達様式はあまりわかっていない。特にエフェクタータンパク質については、既知タンパク質のアミノ酸配列と相同性が極めて低いため、その機能を推測することは困難である。そこで我々は、エフェクタータンパク質と抵抗性タンパク質の作用機作を分子レベルで明らかにすることを目的としてタンパク質の立体構造解析を行っている。タンパク質の発現量や可溶性が立体構造解析の成功率を大きく左右する。そのため、発現量が多く望め、可溶化条件の改善が可能な無細胞タンパク質発現系をベースにしたハイスループット発現系を用いて、約200種類のエフェクターおよび抵抗性関連タンパク質をスクリーニングし、構造解析を進めている。本発表では、ハイスループット無細胞タンパク質発現スクリーニング系の紹介とその結果を報告する。
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© 2009 日本植物生理学会
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