日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第50回日本植物生理学会年会講演要旨集
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フラジェリン情報伝達に関与するイネSERK遺伝子の解析
*高井 亮太, 河合 ゆずか, 蔡 晃植, 高山 誠司, 磯貝 彰
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p. 0977

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抄録
イネは細菌の鞭毛構成タンパク質フラジェリンを認識し、活性酸素発生や抵抗性関連遺伝子発現などの免疫応答を誘導する。これまでの研究から、フラジェリンN末端領域に由来するflg22ペプチドをイネ培養細胞に処理すると免疫応答が誘導されること、また細胞膜上に存在するOsFLS2がflg22の認識に関与することを明らかにしてきた。近年、flg22依存的にFLS2と結合し、その情報伝達に関わる分子としてBAK1/SERK3が同定された。BAK1はフラジェリン情報伝達のみでなく、他のPAMPsのシグナル伝達に関わることも示唆されており植物の免疫応答を解明する上で重要な分子である。そこで、本研究ではイネの免疫応答において機能するBAK1について解析を行った。イネcDNAデータベースを検索したところ、シロイヌナズナBAK1とそれぞれ79%と78%の同一性をもつ遺伝子OsSERK1とOsSERK2の二つが存在した。シロイヌナズナbak1 mutantから作製したプロトプラストにOsSERK1とOsSERK2を一過的に発現させたところ、flg22に対する応答性が回復したことから両遺伝子はBAK1と同等の機能を有していた。現在、イネ細胞内でのOsSERK1とOsSERK2の機能について解析を行っており合わせて報告する。
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© 2009 日本植物生理学会
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