超心理学研究
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パソコンによるGESP実験システム(研究発表,大会テーマ「近代神道と超心理学」,第42回日本超心理学会大会)
六車 正道
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2009 年 14 巻 1-2 号 p. 14-19

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抄録

パソコンを使い実験途中で画面の強烈な光と不快な映像により刺激を与えるGESPの実験システムを構築した。実験は全自動化されており一人で簡単に行なえる。ターゲットは擬似乱数の1と0。100試行で1ラン、100ランで1実験。これを使って4実験(400ラン、4万試行)の実験を行なった。全体での一致数はほぼ確率どおりであった。有意(危険率0.01)の偏りが11ランで発生したが+と-の偏りがほぼ同数であった。刺激に慣れないうちは有意な偏りが多く発生し、慣れてくると少なくなった。確率現象のぶれと理解すべきか、サイ現象の補償作用なのか分からない。刺激の前後の偏りは3実験目において顕著だった(有意ではない)。100試行内の位置効果は明瞭ではないが、有意な偏りの11ランでは明瞭であった。システムはインターネットで無料公開している。

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© 2009 日本超心理学会
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