超心理学研究
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テレパシーのメカニズム, E. ワシレスク & E. ワシレスク, ルーマニア, ブカレスト大学生物学部生理学科(海外文献紹介)
小久保 秀之
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2009 年 14 巻 1-2 号 p. 30-39

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抄録

この論文は、テレパシー的通信のラジオ波理論、あるいは電磁波理論を、ある程度、よみがえらせる。膨大な数の実験試行とコントロール試行から成る実験は、独自の装置、「Patuleaの試作装置」を用いて行われた。実験は、ESPカードを使ったものと、自由応答材料を用いたものとある。実験の概要は、装置の概略図、3次元グラフ、3つの数表に示されている。実験結果は、波長46.20mに普遍的な「テレパシー波」があること、220倍の増幅が最適であることを示している。得点は非常に高く、統計的に有意である。この実験は物理学の分野に関係しているように見えるかもしれないが、筆者らは、物理還元主義を支持せず、どちらかといえば、心と脳(肉体)を単一の実体の異なる側面とみる二相一元論を支持する。

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© 2009 日本超心理学会
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