写真測量とリモートセンシング
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解析的標定理論を利用した航空機MSSデータの幾何学的歪補正法およびその実験的検討
森 忠次岡本 厚服部 進
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1979 年 18 巻 2 号 p. 13-24

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抄録
航空機MSSデータの幾何学の研究はG.Konecny, E.E.Derenyi等によって開始され, 現在までに数多くの解析的標定法および幾何学的歪補正法が開発されている。しかしながら, 我国では航空機MSSデータの幾何学についての基礎理論を詳しく報告し, またその理論を実際の航空機MSSデータに適用して精度・難易等を検討した文献が非常に少ない。そこで, 本論文において, まず, G.Konecnyの考え方に基づく航空機MSSデータの解析的標定理論についてふれ, ついでこの標定理論を利用した簡単な航空機MSSデータの幾何学的歪補正法を紹介する。最後に, 実際のMSSデータにこの方法を適用して数値的な考察を行ない, MSSデータの幾何学的歪補正に関する諸問題について検討を加える。
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© 社団法人 日本写真測量学会
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