写真測量とリモートセンシング
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地図データベースの設計とその利用
中村 英夫宮本 和明越智 修
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1982 年 21 巻 1 号 p. 4-9

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抄録

本研究は多目的利用のための地図データベースの設計およびマッピングプログラムパッケイジの整備を目的としている。
地図データベースはリレーショナルデータベースモデルを用いて, 地図データを地形, 地物の位置形状および属性からなる地物データと, その地図上の表現形式である図式データに分離している。そして, 地物の位置形状は, 出力用の点列データではなく, 汎用利用が可能であるように点, 線, 面の形状をモデル化している。そのことにより, 地図データベースは各種の応用に対して柔軟性が高くなっている。
マッピングプログラムパッケイジは, 地図データベースの図式データをもとに, 地物データを図式に従った図形出力用のデータに変換するプログラム群で構成されている。
以上の機能は, 現在構築中の地図データ処理システムの一部として設計されたものである。

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© 社団法人 日本写真測量学会
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