抄録
画像分類結果の品質は全画像についてね, 均一なものではない。本研究では分類結果の不均一性や衛星画像の分類誤差の空間的分布を評するために, ISDd (lndex of Spatial Distribution by distance) とISDs (ISD by scatteredness) の概念を提案した。ISDdは誤分類画素間の平均距離を指標化したことで, ISDsは誤分類画素の散布度による統計的な指標である。ISDdとISDsをともに使って誤分類画素の局地的な密集を評することによって, 分類結果をsub-image levelで採擇, または棄却できる根據を提供した。本研究では棄却域をwindowの全精確度が0.5以下の場合と定し, この定から誤分類領域を抽出した。その結果, 使用者は誤分類画素の空間的な分布について理解でき, 分類結果の適合度と信頼度判断の基準を持つようになった。