2000 年 39 巻 6 号 p. 29-35
オルソ画像の反復処理による精製技法 (IOR) は一つのデジタル標高モデル (DEM) データから作成された左側と右側のオルソ画像が同一になるといり仮定に基づく。この方法は既存のDEMを補正または生成することだけではなく反復処理により作られたオルソ画像を利用してDEMを作成する場合にも有效な適用が可能である。本研究では空中写真のIOR概念をSPOT衛星の立体画像に修正して適用した。実験研究は既存のDTED Level-1とSPOT-DEMについてIOR法を利用して行った。実験結果は2~3回の反復処理によって位置精度の基準を充足させるDEMを作成することが可能になった。