日本印刷学会 研究発表会 要旨集
(社)日本印刷学会 第108回 春期研究発表会
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CIEL*a*b*を品質管理·生産管理に使う
武井 満
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p. 24

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抄録
CIEL*a*b*表色系を印刷物の色品質管理, 生産管理に使う。コダックポジ·ネガカラーフィルムに、テストチャートとして使用されているコダック社製(1977年)カラーセパレーションガイドなる製品がある。このガイドは、グレースケールとカラーコントロールパッチが入っている。色数は、C, M, Y, BL, R, G, B, 3G8色である。さらに、この中に墨一色の分色台紙が入っていて、これを印刷色再現に使用することが出来る。1990年ごろ開発販売されたX-Rite918三刺激値色彩計(現在は分光色彩濃度計X-Rite528)で、このカラーガイドを基本として計測し、L*a*b*色空間を手書きで図化していた。インキベタ濃度·色相·二次色·彩度·湿し水管理が最も重要な要素であることが視覚判断できる。Tri-PCE500(ソフト)は、カラーマネージメント前の各種印刷機械の標準化を目的としたツールとして開発しました。印刷物の色再現を数値化しL*a*b*色空間に表わし、品質保証データシートを出力、コミュニケーションを計る目的である。
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© 2002 社団法人 日本印刷学会
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