埼玉理学療法
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研究と報告
急性心筋梗塞患者におけるATの経時的変化について
柳澤 千香子丸岡 弘北野 桂介押見 雅義鈴木 禎
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1996 年 4 巻 1 号 p. 30-34

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抄録
当センターにおいて急性期心臓リハビリテーションを完遂した急性心筋梗塞患者27名を対象として,AT(anaerobic threshold)を発症より1ヵ月,3ヵ月,6ヵ月と経時的に測定した。その結果,個人別のATの推移はおおまかに3タイプに分類された。すなわちタイプAでは3ヵ月と6ヵ月共に上昇,タイプBでは3ヵ月で上昇し6ヵ月で下降,タイプCでは3ヵ月で下降し6ヵ月で上昇する波形となり,年齢や梗塞量の大きさに影響を受けている可能性が示された。
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© 1996 社団法人 埼玉県理学療法士会
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