医療の質・安全学会誌
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学術集会報告
第12回医療の質・安全学会 学術集会 シンポジウム 病院に労基署が来た⁉
井部 俊子奥 裕美佐々木 菜名代相馬 孝博古川 裕之保坂 隆村上 剛久
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2018 年 13 巻 3 号 p. 302-310

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抄録
「医療の質・安全の観点から見た業務体制と業務環境の在り方ワーキンググループ(WG)」では,2013年度より医療が安全に行われるための労働環境について検討している.2017年度は政府が行う「働き方改革」の推進が,医療者の働き方にどのような影響を及ぼすのかを検討した.2017年3月,政府は労働時間に罰則付き上限を設けるなど,長時間労働を是正する方策を盛り込んだ「働き方改革実行計画」を取りまとめた.医師については,時間外労働規制の対象とする者の,規制適用まで5年の猶予が与えられた(働き方改革実行計画2017).しかし,医師の長時間連続勤務は社会問題となっており,業務の特殊性からこれまでは例外的に扱われていた病院にも,労働基準監督署の調査が積極的に行われるようになった.
そこで,第12回医療の質・安全学会では,医療機関に対する労働基準監督署の調査がどのような視点で行われるのかについて確認したうえで事例を報告し,医療者の働き方はどうしたらよいのか,医師・薬剤師・看護師そして社会保険労務士で議論した.本稿は第12回医療の質・安全学会学術集会ワーキンググループ企画2で発表した内容を収録したものである.
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