2025 年 20 巻 2 号 p. 103-115
目的:スコーピングレビューにより手術室の安全風土を高める介入方法について現状を明らかにする.
方法:PCCフレームワークはPopulation:手術に関わる多職種,Concept:安全風土を高める介入方法,Context:世界各国の手術室とし,論文選定基準は①介入方法の再現性がある②介入後に安全風土を評価しているとした.
結果:2,608件の文献が抽出され14件の文献を採用した.医師や看護職員などを対象としたWHO手術安全チェックリストなどのチェックリストを導入した介入(5件),ブリーフィング・デブリーフィングをベースとした介入(3件),情報共有を目的とするキャンペーン介入(1件),単一職種を対象とした集合型教育介入(5件)があった.
結論:介入方法はOJTとしてチェックリスト,ブリーフィング・デブリーフィング,キャンペーン,Off-JTとして集合型教育があった.介入の対象は医師と看護系職員が主であった.