サルコイドーシス/肉芽腫性疾患
Online ISSN : 1884-6122
Print ISSN : 1345-0565
ISSN-L : 1345-0565
耳介の皮疹と多発性関節炎をもって再発したサルコイドーシスの一例
萩谷 奈津子松永 敬一郎川井 孝子谷 賢治加藤 清
著者情報
ジャーナル フリー

1999 年 19 巻 1 号 p. 51-54

詳細
抄録

多発性関節痛と両耳介の皮疹にて16年の寛解期の後サルコイドーシスの再発を認めた症例を経験したので報告する. 症例は42歳男性で, 25歳時BHLを認め, リンパ節生検にてサルコイドーシスと診断されるも約1年の経過で自然寛解した. 16年後, 耳介の紅斑部の生検にてlupus pernioと診断した. 一方関節痛についてはリウマチ因子陽性, 朝のこわばりの持続, X線上の骨破壊像などより慢性関節リウマチの合併と考えられた.

著者関連情報
© 日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会
前の記事 次の記事
feedback
Top