主催: 日本ソフトウェア科学会
アクティブネットワークとは、ネットワーク内のルータでランタイムにおいてユーザカスタマイズのプログラムをロードして、動的にルータの動きを変えたり、新たな機能を追加したりすることのできるネットワークアーキテクチャである。本論文では、新しいアクティブネットワークアーキテクチャを提案し、従来のアクティブネットワークアーキテクチャとの比較を行う。本方法では、エージェントシステムが実行環境として動作し、ユーザカスタマイズコードはエージェントとして動作する。エージェントはリモートホストに移動することができ、他のエージェントの提供するサービスを利用することもできる。また、本方法ではアプリケーション層までの複数レイヤでの処理をサポートする。本方法とFIRE、NetScript、ANTS などのアクティブネットワークアーキテクチャと比較を行う。