主催: 日本ソフトウェア科学会
組織において,グループウェアはユーザグループを支援するために設置される.ユーザはグループウェアを利用する事で作業効率の向上やコミュニケーションの促進をはかる.しかし,スケジュールに情報を入力し,入力されたイベントに関係する人に対してメールを送る場合のように,各グループウェアを用いて複数のタスクを組み合わせたタスクを行う際や同じ情報を異なるグループウェア入力する際,利用するグループウェアの種類が増す事でユーザの作業の負担は大きくなる.本研究ではグループウェアを統合する事によりユーザの作業量を軽減し,また複数のタスクを組み合わせる事によってメール転送タスクといった,新しい単一のタスクを提供する.ユーザが必要とする条件を全グループウェアに共通のフォーマットで記述する事で,目的を達成する際のユーザの手間を省くことができる.