主催: 日本ソフトウェア科学会
Web アプリケーションではサーバから Web ページの処理に必要なレイアウトとデータをリクエストされるたびに送信するという処理方法を用いているものが多いが、これはサーバとの接続状況によってはユーザ体験(User experience)が低下する原因となる。そこで本論文では、JSP ファイルにカスタムタグを追加することにより、サーバ側で主な処理を行う Web アプリケーションと同様の手法で開発した Web アプリケーションから Dynamic HTML (DHTML) を用いたクライアント側の一つのページインスタンス上で処理を行うアプリケーション(単一ページ型 Web アプリケーション)を自動的に生成する手法を提案する。この手法により特別な概念やスキルを習得することなくユーザ体験が改善されたアプリケーションを開発できる。