主催: 日本ソフトウェア科学会
Javaサーバサイドプログラムは,Webアプリケーション開発においてWebとの親和性と,オブジェクト指向言語の側面が評価され広く普及した.しかしながら,プログラムはWebサーバに配置されて始めて動作するため,プログラムの動作検証には多大な労力が必要である.本論文は,この問題に対して,Javaサーバサイドプログラムの動作検証を支援する事を目的とし,WEBアプリケーションにおけるコンポーネントとセッションの状態遷移検証手法を提案する.本手法では,プログラムを静的に解析し,時相論理を用いてモデル化及び検証を行う.最後に,提案手法に基づいた検証システムを実装し,正しく検証できることを確認した.