日本ソフトウェア科学会大会講演論文集
Online ISSN : 1349-3515
ISSN-L : 0913-5391
日本ソフトウェア科学会第22回大会
セッションID: 2D-3
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時相論理による述語抽象化のための充足可能性判定手続き
*湯浅 能史田辺 良則関澤 俊弦高橋 孝一
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抄録

グラフ書換系の性質を検証するために,時相論理を用いて抽象化を行う手法が提案されている.この手法を述語抽象化の枠組みに適用することで,モデル検査によってプログラムのヒープ構造に関する性質を検証することが可能になる.これを実現するには,ポインタを扱う実行文に対して前条件を求めることと,時相論理式に関する充足可能性判定を行うことが必要となる.本発表では,後者の目的に適した充足可能性判定手続きを提案し,そのプロトタイプ実装について報告する.

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© 2005 日本ソフトウェア科学会
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