主催: 日本ソフトウェア科学会
ソフトウェアパターンとは、ソフトウェア開発の各局面で繰り返し現れる問題に対する解法・指針である。その中でも、デザインパターンは、プログラム・クラス設計の工程で、優れた設計を導出する課程をパターン化したものであり、開発者の大きな手助けとなり得る。本研究ではまず、非形式的に与えられているGoFのデザインパターンを形式化することにより、電子カタログ化や機械的処理を容易にする意味的構造を表現できる、構造化記述形式の枠組みを設計する。次いで、プログラムのコーディングを行う際に、デザインパターンをより容易に扱えるよう、コード生成の機能を持ったツールを開発し、利用者を支援する仕組みを提案する。