熱帯農業
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光利用効率からみたサトウキビ品種の多収性に関する研究
第3報サトウキビ品種における個体群吸光係数と収量形質について
島袋 正樹比嘉 勝也
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1977 年 21 巻 1 号 p. 33-39

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抄録
個体群吸光係数の値の小の品種は個体群下層にまで光エネルギーの透過量が多くなることに原因して, 枯死茎率が低くなるために有効茎が多くなり多収につながると考えられる.サトウキビ品種選抜の方向としてはKの値が小で茎数型を選ぶことにより, 原料茎数を安定的に確保しながら, 限界1茎重の重い方向への選抜をくりかえしていけば収量構成要素間の負の相関々係は弱められるか, あるいは打ち破られると考えられる.
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© 日本熱帯農業学会
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