廃棄物学会論文誌
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研究ノート
Bassモデルを適用した使用済み製品の排出量予測
―地上アナログ放送停波を考慮したカラーテレビ排出量予測の事例研究―
松野 泰也山田 宏之足立 芳寛
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2008 年 19 巻 4 号 p. 286-291

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抄録

市場に,新製品・新技術が導入される場合,普及がある程度進捗するに従い,普及速度が加速することが考えられる。本論文では,前報にて報告した「施策などにより廃棄が促進される製品の排出量予測モデル」にBassモデルを適用し,デジタルチューナテレビの普及率に依存した普及速度を考慮した使用済みカラーテレビの排出量予測を行った。2003年10月から2006年8月までのデジタルチューナテレビ出荷実績との比較から,Bassモデルに用いるパラメータを設定し,2003年10月以降の出荷はすべて買い替えによるものとして解析したところ,アナログ放送停波予定時におけるデジタルチューナテレビの普及率は,約73%となった。また,Bassモデルを適用しデジタルチューナテレビの普及率に依存した普及速度を考慮したとしても,地上アナログ放送が停波される2011年7月には相当量の使用済みテレビが発生することが示唆された。

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© 2008 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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