廃棄物学会論文誌
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論文
環境配慮型汎用ポンプの設計とその評価
小野田 弘士永田 勝也納富 信永井 祐二高田 勉中務 幸正
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2005 年 16 巻 2 号 p. 119-129

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抄録

近年, 工業製品において, 設計・生産段階における3R (Reduce, Reuse, Recycle) への配慮の重要性が増している。こうした情勢の中, 汎用ポンプにおいては, 高機能化, 低コスト化への要求から複数の機能を1つの部品に複合化したり, 接着, 圧入など分解が困難な結合方法を採用したりするなど機能的な付加価値を上昇させている反面, 分解が難しく単一部品・材料への分別を困難にする傾向がある。
そこで, 本研究では, 以上のような問題点を改善するため, 資源としての有用性の高い部品を含む電動機における分解性の向上, 使用段階における発展的な構造変更を可能とすることなどを実現した環境配慮型汎用ポンプを開発した。その評価を行ったところ, 環境配慮型汎用ポンプを導入することにより, 従来型と比較して環境負荷が約36%削減されるという結果が得られた。

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© 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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