1953 年 17 巻 9 号 p. 347-350
一つのサイクロンについて内部の気流を測定し,その結果よりサイクロンを一定条件で運転してその中へ一定の比重を有する粉末を投入した時に分離される粒子の粒径を計算によつて推論し,これを実験結果と比較したところ大体よく一致することがたしかめられた。また同時に分離粒径は一つのサイクロンを一定条件で運転し一定の比重を有する粉末を投入した時でも一義的には定まらず,或る範囲内の粒径を有するものは一部分捕集され一部分は逸出することがたしかめられた。それでサイクロンの分離性能を正確に表現するために分離特性曲線を提案した.