化学工学
Print ISSN : 0375-9253
抽出蒸留の添加剤について
平田 光穂広瀬 泰雄光島 弘次小笠原 正治
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1962 年 26 巻 12 号 p. 1246-1250

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抄録

抽出蒸留の添加剤に関する基礎的研究は相当古くから行なわれている。しかし基礎的データは不足であって,今なおその集積が要望されている。
ここでは沸点が近い四塩化炭素(76.8℃)-ベソゼン(80.1℃)系を原系とし,これに第三成分としてペソゼン誘導体(トルエン,キシレン,モノクロルベソゼン,o-ジクロルベンゼン)を添加した場合の気液平衡データを大気圧下で測定したので報告する。
また同じ原系に対して他の添加剤を加えた場合の報告をも合せて,抽出蒸留の添加剤の作用について若干の考察を行なった。

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