化学工学
Print ISSN : 0375-9253
固相において大きな気孔率変化を伴う移動現象
鬼頭 正和小野寺 輝之杉山 幸男
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1968 年 32 巻 7 号 p. 695-702,a1

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抄録

固相において大きな気孔率変化を伴5場合の移動効果を明らかにする日的で, 昇華物質が髭入された多孔質固体を試料とし、固相についてFig.1のようなモデルが考えられた。
理論式Eq5.(1)~ (5) が誘導され, 昇華速度はEq.(12) のように与えられた。
鞍子内昇華率分布および潟度分布について電子計算機により数値解析が行なわれ。実験結果と比絞検討した。
解析結果はFig8.4-6に示すように, 実験結果とかなりよく一致し, かかる場合気孔率変化を考慮することにより、移動効果をよく説明している。
これらの実際的な例は特殊な耐火断熟煉瓦の焼成凍結乾燥などがあげられる。

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