1971 年 35 巻 12 号 p. 1347-1353,a1
無限稀釈溶液の活量係数からWilson, NRTL, Heilの式のパラメータを簡単に決定する方法を提案し, 解と2組以上の解の存在する範囲を (γ10, γ20),(Λ12, Λ21),(T12, T21),(τ12, τ21) 面に図示し2組以上の解が得られたときどの解を用いるかに使う補助的図をも併せて提案した。本法を正に偏倚したAcetone-Methanol系および負に偏倚したAcetone-Chloroform系に適用し満足な結果を得ることを確認した。