日本東洋醫學會誌
Online ISSN : 1884-202X
ISSN-L : 0468-2548
当帰芍薬散のマウスに対する作用
津久井 誠大塚 紘司筋 一男松岡 敏郎
著者情報
ジャーナル フリー

1974 年 25 巻 4 号 p. 186-190

詳細
抄録

当帰芍薬散水エキスを飼料中に0.1, 1.0%添加し, CF#1系マウス雄雌とも4週令から第5産終了時まで30週間以上, 自由摂取により連続投与を行なった。
無投与対照群の出産率51%に対し, 当芍エキス0.1%投与群60%ならびに1.0%投与群59%を示したことから当芍エキスはマウスの妊娠, 出産に何らかの影響を与えるものと推察された。また本実験の範囲内では当芍エキスの毒性はきわめて低いものと推察された。

著者関連情報
© 社団法人 日本東洋医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top