顕微鏡
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講座
生体分子の電子顕微鏡法による3次元再構成法
安永 卓生我妻 竜三
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2012 年 47 巻 2 号 p. 110-117

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抄録

生命は,タンパク質,核酸,脂質といった巨大な分子を主成分とし,それらが集積した細胞を単位として成り立つ有機体である.それらは,互いに会合したり,代謝物などの比較的小さい分子と結合したりすることで,生命の物理的,あるいは,化学的反応を引きおこし,生命活動を成立させている.その大きさは,数ナノメータ~マイクロメータ程度であり,通常の光学顕微鏡の分解能限界を超える.一方で,電子顕微鏡により撮影した場合,その情報は2次元の投影像である.実際には,たとえ,超薄切片でも,その切片の中には,タンパク質の大きさからみれば充分に大きい,数十ナノメートルの空間が存在する.投影像は,3次元の奥行き方向の情報をもつ画像であり,その奥行き情報を生かす方法が3次元電子顕微鏡法(3次元再構成法)である.ここでは,透過型電子顕微鏡像からの3次元再構成法を中心に,電子顕微鏡画像の3次元構造解析手法の原理とその留意点を述べる.

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© 2012 公益社団法人 日本顕微鏡学会
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