東京大学
1988 年 18 巻 4 号 p. 179-183
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本稿では, 他の寄稿者の方々の論稿がシンポジウムでの提題をもとにしているということを考慮して, 体系的な論述ではなく, 進化を巡って, 自分のなかに解決されずにわだかまっている幾つかの間題を, 断片的に提出してみたい。それらは単なる問題提起に止どまる。それは勿論筆者の日頃の怠慢から来るものではあるが, しかしまた, 問題を定式化することが, その解決への道であると考えるからでもある。
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