1965 年 1965 巻 16 号 p. 138-140
昭和39年5月に発黴のみられた昭和38年産松川葉から変質菌の分離を試みた。変質菌の主体をなすものは, Aspergillus repens, A. ruberなどのA. glaucus群種であつた。この外同じくA. glaucus群種であるA. umbrosus, A. amstelodomi, A. restricutusおよびA. versicolorなどが分離された。発黴顕著な葉肉部からの変質菌の分離条件としては, 102希釈, 20%蔗糖Czapek-Dox培地が適当であつた。