抄録
本研究の目的は、歴代総理大臣特別資料の特徴を分析し、本資料に係る課題を克服し、その利用の促進に役立てることである。本研究の方法は、簿冊目録、写真メタデータ、電子ファイルを対象として、簿冊を区分する定義に関する調査、写真メタデータと電子ファイルの関係に関する調査、内容に関する調査を行い、内閣官房内閣広報室がデジタル化した資料と官邸写真室が撮影した資料の2つの側面から、同資料の特徴を考察した。本研究の結果、本資料は官邸写真室が1968年から2000年までの32年間に連続的に撮影した6,056件の写真で構成されること、阪神淡路大震災やオリンピック等の重要政策に関する写真を含むことを明らかにした。