行動リハビリテーション
Online ISSN : 2758-7924
Print ISSN : 2186-6449
片麻痺患者の回復期における基本動作能力
応用行動分析学に基づく動作練習の効果
大山 洋平﨑山 誠也中田 裕士蛭子 文弥久松 和樹山中 大河斎藤 那奈山﨑 裕司
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2020 年 9 巻 p. 7-11

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抄録
回復期リハビリテーション終了時点における脳血管障害片麻痺者375名を対象として基本動作の獲得状況を調査した.回復期終了時点の下肢 Br. StageⅢ以下66名(重症群)とⅣ以上309名(軽症群)の2群における自立割合は,重症群 / 軽症群の順に,寝返り69.7/98.7%,起き上がり68.2/97.4%,端座位83.3/99.4%,立ち上がり63.6/97.1%,歩行40.9/89.6% であった. 応用行動分析学に基づいた練習が適応された症例(介入群)とそれ以外の練習が実施された症例(対照群)の動作自立割合について比較した.軽症群の動作自立度は,介入群(23名)/ 対照群(286名)の順に,寝返り100/98.6%,起き上がり95.7/97.6%,端座位95.7/99.7%,立ち上がり91.3/97.6%,歩行95.7/89.2% であった.重症群の動作自立度は,介入群(13名)/ 対照群(53名)の順に,寝返り100/62.3%,起き上がり100/60.4%,端座位100/79.2%,立ち上がり100/54.7%,歩行69.2/34.0% であった.重症群では,介入群において動作自立割合は明らかに良好であった.
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© 2020 行動リハビリテーション研究会
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