水媒体中で, キトサン (CS) 共存下でのソルビン酸 (SA) を, 過硫酸カリウムを開始剤として用いてラジカル重合を行い, そして得られたボリ (ソルビン酸) の構造を調べた, 重合溶液の調製は, 次の二つの方法を用いた. a) CSとSAの直接混合 (SA-CS系), b) CS酢酸塩 (CS基本モルに当量の酢酸を添加) (CS・AcOH塩) とSA・Na塩の間接混合 (SA・Na塩-CS・AcOH塩系). SA-CS系およびSA・Na塩-CS・AcOH塩系から得たポリマーは, 1, 4トランス型であっだ. 一方, 得られたポリマーは, 正の符易の旋光度を持つことを見出した, SA-CS系から得られたポリマーはオゾン分解し, 生成物は2-メチルーコハク酸を得た. 2-メチルーコハク酸の比旋光度は, +1.00°(R体の光学収率は6%) であった.