京都大学化学研究所
岡山大学工学部
1999 年 56 巻 12 号 p. 828-832
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高密度ポリエチレンのインフレーション膜は板状晶 (ラメラ) が成形方向に垂直に積み重なった構造になっている. 走査プローブ顕微鏡位相差モ-ドで観察した結果, 走査型電子顕微鏡で観察されるラメラ状物は約6枚のラメラ (厚さ20nm) の集合体であることが判明した. なぜこのように約6枚のラメラの集合体が基本単位になるかについては, フィルム成形時のせん断力により分子鎖が配向し, 同時に口金との摩擦によって自励振動による周期構造の発生の可能性を提案する.
合成繊維研究
高分子化學
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