関西造船協会講演概要集
Spring meeting of the Kansai Society of Naval Architects, 2002 (in Asia Pacific Maritime Congress-90th Anniversary of KSNAJ)
会議情報

A Study on Marine Multi-Engine Electric Propulsion System
島本 幸次郎渡辺 昌彦
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 19

詳細
抄録
現在、一般の船舶の推進システムは1機または2機の主機関でプロペラを回転させて船の推力を得ている。著者らはこの方式に代えて、ディーゼル機関で駆動され約800kwの発電機が組み込まれた、20フィートコンテナサイズのPackaged Generator Unit(以下PGUと称す)を推進原動力とし、これを多数機搭載した電気推進システムを提唱してきた。この新しいシステムはPGUを多数搭載することにより、船の推進システムとして推進動力を賄うと同時に船内のサービス電力も賄うシステムである。また一方、PGUのスペアを備えることにより、推進動力として冗長系を有し高信頼性を得ると共に、他方メンテナンスフリーによる機関室の(完全)無人化を目指すものである。本論文は上記のコンセプトをコンテナ船に適用して設計·検討を行ったものである。
著者関連情報
© The Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers 2002
前の記事 次の記事
feedback
Top