関西造船協会講演概要集
平成15年度秋季造船三学会連合大会 (内関西造船協会)
会議情報

最適曳航支援システムの開発に関する研究
*原 正一星野 邦弘湯川 和浩長谷川 純谷澤 克治上野 道雄山川 賢次
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 000029

詳細
抄録

本研究の目的は、荒天下において機関故障等により航行不能に陥った船舶(損傷、折損・分離、転覆により異常形状となった船舶またはその一部)の漂流を阻止し、安全な場所に曳航する技術を確立することによって、大きな二次的災害を引き起こす危険性を未然に防止することである。パソコン上で航行不能船舶の漂流運動、曳航索張力、曳航操船及び曳船の曳航馬力を予測して、操作者に最適な曳航支援ができる情報を提供し、最終目標として最適曳航支援システムを開発した。システムの流れを紹介するとともに、具体的な計算例を示しシミュレーション結果について検討する。母型船として6種類の船型を選んで、損傷・折損・転覆などの状態を想定して波漂流力等を比較した。

著者関連情報
© 公益社団法人日本船舶海洋工学会 2003
前の記事 次の記事
feedback
Top