九州農業試験場
野菜・茶業試験場
農業研究センター
1994 年 1994 巻 41 号 p. 51-54
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ダイズ黒根腐病菌を接種した土壌に湛水すると, 感染源ポテンシャルは低下するが, その程度は表層土よりも下層土での低下が著しい。本圃でも水稲を作付けることによって, その後のダイズでの発病は少なくなるが, 黒根腐病による減収が生じない程度にまで発病を少なくするためには, 3年程度の水稲栽培期間が必要である。水稲作付け前にあらかじめ麦稈をすきこんでおくと, 発病抑制効果は助長される。以上の結果から, 田畑輪換によってダイズ黒根腐病の実用的な防除が可能と考えられる。
関東東山病害虫研究会報
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