関東東山病害虫研究会年報
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ヒマワリから分離されたキュウリモザイクウイルス
西村 典夫菊池 崇津田 新哉土崎 常男
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1995 年 1995 巻 42 号 p. 151-152

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抄録
1993年, 茨城県に発生したヒマワリの斑紋症状の病原ウイルスは, 汁液接種でササゲ等に局部斑点を, キュウリ, トウモロコシ等にモザイクを生じ, 戻し接種でヒマワリに原病徴が再現された。さらにワタアブラムシで非永続的に伝搬され, 粒子形態は約30nmの球状で, キュウリモザイクウイルス (CMV) のY系統の抗血清と反応した。これらの結果から本ウイルスをCMVと同定し, 病名をヒマワリ斑紋病と命名した。
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© 関東東山病害虫研究会
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