九州病害虫研究会報
Online ISSN : 1884-0035
Print ISSN : 0385-6410
ISSN-L : 0385-6410
ミカン園におけるスピードスプレーヤに関する研究 (第1報) 周年防除の一事例
山本 栄一
著者情報
ジャーナル フリー

1966 年 12 巻 p. 79-81

詳細
抄録
1. 温州みかん幼~若木園約5haを供試して行なった,スピードスプレーヤSS-50 ロークロップ型による周年実験防除は,従来の防除法に比較して能率的で,防除効果も同等程度であった。
2. 防除経費は,対象実施面積が5haであったため,定置配管式共同防除に比較し,年間10a当たりでは
約2倍となった。しかしながら,本機の性能から対象防除面積の拡大は可能であり,拡大されることによって,所要経費は定置配管式共同防除と同等またはそれ以下となるものと思われる。また,本機では特に労賃が少なく,対象防除面積が拡大されれば一層この面での貢献は大きいものがあろう。
著者関連情報
© 九州病害虫研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top